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2002年1月16日水曜日

就職活動。。。業界新聞の面接を体験する

曇りのち雨

信号が青になるまで渡れない!
考えてみれば、時間気にしながらオダサガ(小田急相模原)に向かう朝は今まで経験したことがなかった。ラッシュはあるがいつも帰り道だった。

下ろしたてのネクタイとシャツ、か。これがマジ、毎日?!

舞台は新橋。
しっかしこの地図、テキトーなこと!コンビニの兄ちゃんに聞いてもお手上げだった。2時間のラッシュでこめかみグツグツいってんのに、さらにグルグル歩かされたら着いたとことで背中のぜんまい切れるやない!
結局、住所辿ってビルを当てた。

ガッチャ。
でもなんか、焦げてる。←イメージね。10時ジャスト。7分の道のりがざっと6倍に伸びた。やれやれ。間に合いましたか。

そしていざ面接。
偉いさんの待つ別室へ。従業員8人。この内半分の顔はもう把握。偉いさんと向き合う形で座る。お堅い新聞2部とお茶が並べられた。
まずは記者の仕事が何たるかを手短にご説明いただいた。「取材・執筆・営業」がワンセットの流れ。文体は解説書。営業で取ったクライアントを取材。彼らの満足と読者の納得が目的。夜は遅いが朝9:00出社は必須。遅刻は即『首』だと。音楽をする時間はないと思え。とてもじゃないが二束のわらじは通用せん。

んで最後に「給与の希望額はあるの?」とな。いやいや、ここに書いてあんジャン。25万~35万って。ね、求人票。

「そ、ですね。まずは仕事を覚えて何ぼですから、今段階で私から希望ってのは・・・」顔色伺い伺い。おっ、相手の口元が緩んだ。「そらそうだが、君にも最低限の生活があるだろうから」 んん。。。こういう時どんな数字を出すべきなんだろう?「じゃぁ・・17・・8万?」最も食いつきが良かった瞬間。シャラシャラ・・メモに走り書き。キラリと視線がぶつかった。「いつから働ける?」。ヤバ・・・。ここ決まるかも。面接に来ながらこう思ったのは、第六感としか書きようがない。「えっと・・月末くらいから」「ほっほ。その中途半端な空白は何だ?」多分目が一回転してしまった。「田舎のじいちゃんが病気でして・・・」ああもういいや!ベタで逃げちゃえ!読まれたらそれはそれでいい。「よし。じゃぁ今から作文を書いてもらう。題名は『健康』。原稿用紙5枚。時間は1時間」

手書きはムズい。漢字出ないし、編集も効かないし。だから試される。起承転結の構成練りだけで半分使ってしまった。ケチ付け出したら止まらないグダグダな論繋げて閉めた。ギリギリ。カツカツ。これにて終了。

「ありがとうございました!」社長室に向かって一例。「来週採用不採用の連絡します」「はい!」書き終えた安堵感と開放感で気が緩んだ。しまった!!来週僕はボクは田舎に居て連絡とれないんだっけ!!

どんより雲の下で新橋はお昼休みに突入。正直焦った。ビビった。鉄塔から吐き出される親父親父親父親父親。あっという間に地下も交差点も店中もおっさんだらけの男子校と化した。いきなし新橋デビューはきつい。思い知った。履歴書制作で寝てなかったこともあるだろうが、一気に元気吸い取られた。ここに通えば一気に老けるのは間違いない。