妄想です。
Amazonが連想しやすい人が多いので事例にしてますが、GoogleとかFacebookとか中国のIT大手でもこの手のストーリーは作れると思う。
Amazonが仮に生活必需品を何でも揃えて、全自動で在庫管理から配送までできるようになったとする。膨大な消費者を抱えるが労働者は少数精鋭な体制だ。労働分配率は減らし続け、株主への配当よりさらなる投資に集中するとする。
競合と差をつけるために、データベースの精度(人工知能の能力といってもいい)を圧倒的なまでに引き離そうとする。
そのために、Amazonに生活を完全に依存(消費を全部Amazonで買う)してもらう世帯を増やそうとするかもしれない。
その手段として、Amazonコインをベーシックインカムのように毎月与えるんじゃないかと思った。もちろん全ユーザーは無理だから、その限られた範囲をベンチャー都市として区切る(自治区とか特別区とか)。ベーシックインカムを与えられた人たちは喜んで生活を依存させ、心地よい体験をさらに高める投資に必要なデータを得るだろう。
それが消費活動に限定されている間は世界中から「ポスト資本主義」とかもてはやされるかもしれないけど、「汎用AI」に発展する段階で事態は急変する。
神聖ローマ帝国内に出現した都市国家が世界の覇権を争うストーリーがSFフレイバーに展開していくことになる(この辺はテキトーです)。