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2011年3月1日火曜日

「生き残るため」の3つの問い

この3つの問いは大前研一氏が翻訳したハイ・コンセプト」をベースにしてます。
僕が起業を志していた頃から心に留めている言葉です。

  1. 自分のこの仕事は、他の国ならもっと安くできるだろうか?
  2. 自分のこの仕事は、コンピュータならもっと早く、正確に、数多くできるだろうか?
  3. ゼロから生み出した自分の仕事は、相手に独特な体感・価値を提供できているだろうか?
僕はこの問いのうち1と2を今でも初めてお邪魔する原料サプライヤーとの打合せの席で必ず言います。もちろん、自分自身にも言い聞かせるために。

<蛇足>
大学試験問題がQ&Aサイトに投稿されて問題となっておりますが、この「ハイ・コンセプト」の中では「カンニングOKの社会への転換」が主張されてます。もう知識はITに取り込まれており、価値はタダ同然まで下がってしまっているからです。
第一、知識を問う時点で二束三文の価値にしかならないし、そもそもひとりで考えられる範囲・領域も二束三文、組織規模の知恵でもインターネットの情報の前ではやはり大差ない、と述べられております。
普段インターネット検索で答えを探すのに、試験だけITの力なしに解かそうと言うこと自体、現実的でないというお話でした。

試験のルールを破ることはもちろんイケないことですが、試験そのもののあり方もそろそろ問われるときがきてると僕は思う。

<関連エントリ>
僕はそのための時間を出さない
教室の未来像