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2020年2月18日火曜日

迫りくる恐怖には、組織の最大公約数を取ろうとするリーダーに任せず、自分が自分のリーダーになって行動しよう

人喰ザメ出没の報告と海のシーズンが重なった町長が、財源確保を選んで海開きをしてしまう。
ーーこうして悲劇の幕が開ける。
これは映画「ジョーズ」だよね。
町を襲う恐怖は、海に近づかなければ問題ない。
けれど関係者は今日も仕事で海へ行かなくてはいけない。
そして自分たちは大丈夫、自分以外には無関心な人たちが今日も海へ行く。
日本にも今、いろんな町長さんが登場しているでしょう。
この映画では市井の市民からサメ退治をするヒーローが登場するわけだけど、ここに込められた米国らしいメッセージは何だろうか?
日本ではとりわけ「在宅勤務打ち出した経営者」「イベントを中止した主催者」のリーダーが称賛される。自分の行動を支配する残念なリーダーにも届け、とばかりに。
でもそれは祈りに近いと思う。
ひとりひとりが自分の状況を観察し、現状を分析し、危険と判断したら組織に進言するなり、個別判断で行動しよう。
自分のリーダーは自分だ。
このメッセージは、山口周さんの「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」に詳しくあります。こういう時だからこそ、心に刺さる内容が満載だと思う。